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同級会/12月13日



懐かしくもあり、煩わしくもあり。

同級会に出席した。

中学卒業以来33年目に再会した同級生を前にして、共通の

話題を必死に探し、「久しぶり。卒業以来だな。元気だった

か?。」と、とにかく挨拶を交わす。「今何をしているのか

?。」とも聞きづらく、家族の事も聞いて良いやら悪いやら。

やや複雑で緊張の空間をさまよう。女性たちは特に気を遣う

様子もなく、楽しそうに語らっているようにも見えたが、は

たしてどうであったのか?。

私の本心は、・・複雑な心境である。昔懐かしい人に会って

みたいという気持ちはあるが、それは週刊誌的興味がその大

半では無いだろうか。会ってどうしたいのか?。昔を懐かし

む必要性があるのだろうか?。数十年間の隔たりの時間空間

をどのように埋めて近づけるのだろうか?。

時々会えて同級生。困ったときに助け合い、励まし合い、慰

め合い、競い合い。常に共有出来る情報と話題を交換しあえ

る環境で居続けてこそ同級生の絆が保たれているように思う。

次回の同級会・・参加しようかどうしようか?。本心、同級

生に懐かしさを感じているほど心のゆとりは無い。今、社会

人として最も責任を負い、必死で戦っている世代である。

同級会はその責任を全うし、心の余裕が生まれてからにした

い。こんな冷たく勝手な事を思うのは私だけであろうか。