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自己嫌悪/6月17日



地球が蓄えた炭素や炭化水素の化石燃料を掘り出して

は酸化させ、生活を豊かにしてきた。その代償が環境

汚染や地球温暖化として自然のバランスを壊し始めて

いる。人々は少しでもその進行をくい止めようと、省

エネやリユースやリサイクル運動を始めた。また、環

境汚染源の締め出しも始まった。さらには大気に放出

した二酸化炭素から炭素を回収する研究や活動も始ま

った。還元触媒の研究やケナフをはじめとする二酸化

炭素吸収の大きい植物栽培が報じられている。こんな

時代に個人の利便性の為だけに大排気量エンジン車や

低燃費エンジン車なんぞ乗り回して良いのか?。大量

の炭化水素を酸化させ、二酸化炭素や窒素酸化物や炭

素微粒子を大気に放出する。

それが大気汚染や地球温暖化に荷担し、その結果人々

の健康を害し、洪水を引き起こして行く。この事態を

どう受け止めるのか?。しかしながら、ここまで深刻

に自分の行為を、その結果を想像し、事の重大さとし

て捉えるドライバーは殆ど居ないで有ろう。環境影響

を理解しているが、その殆どは自分一人があらためて

も結果を左右する事はない。きっと、そのうち技術が

改善してくれるだろうとタカを括っているに違いな い。

また、近い将来石油も枯渇して次の無公害エネルギー

が発見されるだろうとも。人間は遠い将来を考える様

に出来ていない。せいぜい明日や明後日を考えるのが

関の山だろう。

なぜならば、今の環境問題を予測し、それを防ぐ手段

まで考えた技術は確認されていない。こうなれば良い

な・・。自分の将来はこうありたい・・。は殆どの人

が考えるが、将来の地球をどうするのかまで考えてい

る人は居ない。・・居なかった。それは人に命が有る

からだろう。自分の命の単位の時間までは想像で き、

その将来をコントロールしようと考える。しかし、そ

の先を考える事は出来ない仕組みになっているのでは

無かろうか?。結局どうして良いかわからないまま心

配だけしている状況では改善には結びつかないで有ろ

う。こんな事を考え始めた事を後悔し始めた。

・・文章を終われない。直ぐにでも自転車通勤をすべ

きであると結論付けたいが、・・こんな便利な道具を

環境問題の解決のために手放す事が出来ない。少しで

も環境影響の少ない方向へ向けての我慢は時間をかけ

て実行しよう。いつになったら大排気量車をハイブリ

ッド車に、あるいは電気自動車に替えることが出来る

か・・、電灯やテレビやパソコンをどれだけ我慢でき

るか?。自然と便利が私の目の前で天秤にのっかてい

る。このバランスをどう保つのか?・・・自然を破壊

しないで利便性を我慢しない知恵が有るのか?。・・

こんな事を考えて20年。少しばかりの自己満足で二

酸化炭素回収を期待して木を植え始めた。

おそらく50本ほどの植樹をしたと思う。ドングリを

拾い集めて苗木を育てたり、もちの苗木を山から持っ

て帰ったり、・・悪あがきと自己満足では有ろうが、

やや罪悪感を緩和する言い訳に使っている。息子や娘

と拾ったドングリがか私の身長を大きく超えている。

草も生やしたが、・・こんな勝手な解釈と言い訳を

HPで発言して良いのか? ・・きっと後悔する時が来

るだろう事を思いながら・・・