桜八幡社 説明立て看板転記
保元二年(一一五七)、宇佐神宮の御分霊を祀り、国東郷の中心的「社」として栄えてきました。
当社は、中世の飯塚城主である田原氏(国東)をはじめとして杵築藩主の細川、小笠原、松平氏等の庇護を受け、大正末、県社に列せられました。社叢(しゃそう:神社の森)は、天然記念物であるスダシイが群生しています。
県記念物(天然記念物)
桜八幡神社社叢
社殿の東西及び北向きの傾斜地にの林には、ツブラジイやスダシイが群生しています。他にホルトの木やモチ、ヒメユズリハ等の高木や、アオキ、イズセンリョウ等の低木、林床にはホソバカナワラビ、ツルコウジ等がみられ、瀬戸内海西端部の面影を残しています。
(昭和十七年八月二十日指定) |
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町有形文化財
桜八幡神社神門
四脚門、瓦葺・左右切妻造り、格天井、二重垂木になっています。神門の中は二室に区切られ、北面に木像神馬一頭ずつ、南面に随神二神(閽神:くらのかみ・看督長:かどのおさ)が安置されています。
(昭和三十八年八月二十七日指定)
古神像(こしんぞう)
桜八幡神社の神像で、木像僧形八幡坐像と木像女神坐像二躰(神功皇后・比咩大神)が安置されています。平安時代の作と伝えられています。
(昭和四十六年三月三十一日指定)
国東町教育委員会 |